フードセラピー①酒粕と栄養の話

京都伏見に住んでいる私は、京都伏見と言えば酒処。
酒蔵もいっぱいあるこの地の酒粕で粕汁を頂いています。
よく買いに行くのは、鳥せい本店のある、神聖の酒粕。

もちろんスーパーにも普通に売っているんですけど、
地元の酒造さんに行くのも
近いのでうちはずっとそんな感じで酒粕をゲット。
吟醸酒の酒粕とかも、お値段上がりますがあります。

酒粕と言えば、冬のおつゆ、粕汁。
具だくさんにしたらおいしいですよね。子供の時から好き。
大根とか人参はカラダを温めるのでお鍋とかでも良く入れますがおいしいですね。

ちなみに酒粕のこと・・みなさんご存知ですか??

酒粕は、日本酒を作る時に出来るものなんですが、
とても栄養価が高く、今や粕汁や甘酒以外にも、
酒粕チーズとか酒粕スイーツとか、
工夫やアレンジがされてそれを扱う店が増えて大人気です。

私も昔に酒粕チーズケーキとか作りましたね。
カロリーも抑えられるし、一石二鳥。

酒粕は、栄養価がとても高く率先してとりたい発酵食品です。

含まれている栄養成分は、
タンパク質・炭水化物・食物繊維・ビタミン類・有機酸・ミネラル、
アミノ酸やβ-グルカン・葉酸等など。

その中でもとくに豊富な「タンパク質」と「ビタミン」

特にタンパク質量が豊富で、その量は100g中15gも含まれています。
この値は、牛肉なら80g、白米なら1kgに相当するそうです

また麹や酵母によって産出されたビタミンB1・B2も豊富。
B1は糖質を、ビタミンB2は脂質をを中心としてタンパク質や糖質を分解しエネルギーに変換させるのに、とても重要な役割を果たしているビタミン類です。

ただ酒粕は、日本酒っぽい癖がどうしてもあるんです。
私は好きだけど苦手という人もいるかもです。

今や、酒粕クリーム、塩酒粕、酒粕ドレッシング、
居酒屋に行くとクリームチーズの酒粕漬けっていうのもあり、かなり好きです。
まあ、私は日本酒が大好きなのでなんの抵抗もありませんね(笑)

最近特に注目されているのはレジスタントブロテインという成分

この物質は、胃酸でも分解されることなく小腸に達し、
様々な生理機能を発揮する、食物繊維様のタンパク質です。
コレステロールを低下させる作用、脂質代謝改善作用や肥満抑制作用、
また整腸作用や腸内フローラ改善作用などが認められています。

良かった~食べてて~~。腸内環境も整いますね!!

酒粕にはアルコール度数8%ほどが含まれているので温まるのですが・・・
っていうと、マジー!!酔っぱらうやんと思うかもしれませんが、
敏感な方はそんなこともないとはいえません。

ただ粕汁の場合は、汁に薄めて使うので酒粕だけで食べるよりも薄まります。
そして、野菜なども投入するので、さらに薄くなり、
煮たててアルコールが飛ぶので、ほとんどないので安心して下さい。

ただ作り方によってや、酒粕の種類によっては、
アルコールを感じることもないとは言えないでしょう。

子供さんが食べられる場合は、よく煮たてて野菜をいっぱい入れて作ると問題ないです。ただ好きかどうかは個人差あるかもしれない。成長と共に食べられるようになるのでその時で良いかも。

それよりも栄養価が高いので、しっかり摂りたい食品ですね。

甘酒は最近、スポーツドリンク並みの栄養価が見直されているので、夏にアイスで飲んだりするのもいいですね。もちろん冬は温めて飲むのも。

甘酒はアルコール度はないのでお子様でも飲めますよ。
でも白酒(お雛様)はリキュールなので子供は禁止です。
これ私の子供時代はわりとフランクに飲んでたりして子供ながらにきつい、けどうまいって思っててひな祭りだからえーねんって無礼講だーみたいに許されてたけど、今思うとあかんやん!って思います。お気を付け下さい(^0^;)

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